Activities
活動報告

2024.07.10

高尾の森わくわくビレッジ(プロジェクトアドベンチャー)

令和5年度児童養護施設手まり学園を巣立つ子ども達と在園生、職員で高尾の森わくわくビレッジにて高さ15mの巨大アスレチック施設、プロジェクトアドベンチャーというプログラムを体験してきました。

プログラムの趣旨である“慣れない環境で、仲間と信頼関係を築き、新しい挑戦をしてみてください”という目的の中、協力やチームビルディング、信頼関係の構築といった主旨に賛同し実施させて頂きました。
ローエレメント・ハイエレメントといったプログラムを行い、仲間同士で協力しながら様々な活動に取り組むことで、徐々に信頼関係を高め、メンバー相互に学び合うことができるというプログラムでした。

手まり学園は「対話」ということを今回のプログラムテーマに参加してきています。
2名のファシリテーターを手配して頂き、当日は2グループで活動しています。
上下関係の生まれやすい児童養護施設の環境の中、協力や協調することの大切さを学んでほしい。
一人では決してクリアーできない内容のプログラムを子どもたちと職員が同じ内容で参加することで、協力し合い、職員と子ども達にとってもお互いの距離が近くなり、日々の関係性の構築に有意義な活動になりました。

児童養護施設は特徴として集団での生活を送っています。
様々な事情で施設に来た子ども達が、相手の気持ちを考えることや暴力や暴言でなく対話を通じて成長できるよう職員一同願っており、一日を通してお互いを尊重し、子どもも大人も互いに協力することで、絆を深められればと考え今回の計画を企画しましたが、協力して困難に立ち向かうことは間違いなくできました。
職員はなるべく口を出さず、子ども達が自分たちで主体的に答えを見つけていくことも今回のねらいで、あきらめずにできるまで何度も何度もプログラムにチャレンジする姿を大人は感慨深く、又、頼もしく見ておりました。
専用の器具やロープを使用して高所に登るハイエレメントとよばれるプログラムに皆で挑戦し、ハイエレメントは、器具の使い方の説明や練習の時間、またグループで一人ずつ順番に登るため、概ね半日程度の時間を要しました。
また、自分自身が登る時間に比べて、他者を支える時間(命綱をにぎる等)が長くなることが特徴でした。
一人ひとりがはじめてのことや、困難だと感じることへ向き合うとともに、チャレンジし、それを支援する関わり方を実践してきています。

皆期待と不安があったようですが、楽しく参加することができ、卒園生達と交流した思い出深い行事に出来たと思います。職員一同感謝しております。ありがとうございました。

事業報告

施設名:社会福祉法人輝雲会 手まり学園(神奈川県)