□知育玩具
•もともと、入所児童として幼児はいたが、ここ数力月で一時保護や入所が増え、雨の日や夜の過ごし方 などで時間をもて余すことがあった。
しかし、購入した知育玩具があることで楽しい時間を過ごすことが できるようになった。
知育玩具の使用の目的とされている思考力や自立心、自制心、自己肯定感、協調性 共感力、倫理性といった生きるための土台となる能力を育てることを楽しく遊びながら学ぶことができて いる。
実際に順番を守ったり、時間になったら(タイマーが鳴ったら)次の人に変わるなどの約束事を守 れるようになっている。玩具に描いてあるキャラクターも子ども達になじみのあるキャラクターで幼児だけでなく、小学生も興味を持ち、幼児が使用しない時間帯はに小学生が楽しそうに使用している姿がみられる。
□ライフジャケット
•まだ使用する時期ではないが、今年度も海水浴や海でのキャンプ、近くの川での水遊びが計画されている。
ライフジャケットがあることで児童たちは、よリ安全に水遊びを楽しみながら自然への理解を深める と共に野外活動で体を動かし心身ともに成長することが期待される。
□ヘルメット
•当園が自然豊かな山間部にあリ、中学生はスクールバスで学校に通い、高校生は約10km離れた高校に自
転車で通学している。
市営バスの本数も少なく、中高生にとって自転車は移動手段として必要不可欠なも
のである。
2023年4月1日ヘルメット着用が努力義務となリ、中学生は友達と遊ぶために自転車を使用し出かけ、高校生は、今年度から校則で自転車通学生はヘルメットを着用することになった。
今年度は5名の児童が自転車で通学することになリ、助成金で購入したヘルメットが児童たちの安全確保に役立ち保護者や職員の安心を高めることができている。
□パソコン•マウス• Wi-Fi
•今年度措置延長になった児童がおリ、当園から専門学校に通うことになった。現在はまだ他児と同じ空 間のホームで過ごしているが、今年度中に一人暮らしを自標としておリ、一人暮らしをする前に、自立訓 練室での1人暮らし体験をすることになっている。その際に今回助成金で購入したパソコン、マウス、Wi
Fi が活躍すると思われる。 授業でもパソコンを使用するようで、当園の方でもパソコンでの調べもの、 wordやExcelの使用ができ、他の学生のようにネット環境を整えることができた。また、実習記録やレ
ポートなどもパソコンを使用することになるようで専門学校に通うようになっても学習面で困ることが軽
減されることになった。
□カーテン•カーテン備品
•当園の建て替えが約1 5 年前でありその当時にカーテンも作リ、定期的に洗濯などもしていたが年数が経 つにつれ劣化や色褪せが目立ち始めた。
カーテンを新しく新調したことで部屋の雰囲気も明るくなリ、生 活環境の快適性が向上された。
維括
今回の助成事業によリ児童の「安心」「学び」「安全」の3 つの柱が強化され日常生活や成長機会におい て具体的かつ継続的な効果が見られる。
今後もこの成果を活かし、子ども達一人ひとリが自分らしく、前 向きに未来へと歩んでいけるように支援を継続していきます。
令和7年4月 児童養護施設 湯出光明童園(熊本県)